apt-get dist-upgradeで無線LANに接続できなくなった

概要

Raspbian jessie on Raspberry Pi (1st)の環境で、apt-get dist-upgradeを実行したら無線LANに接続できなくなったので、その解決(?)までの過程を記事に残します。

問題

dist-upgrade実行後に、

  • Raspberry Piが設定した固定IPではなくなる
  • そもそもwlan0にIPが割り振られなくなる

といった問題が発生しました。

解決まで

IPが降られなくなる

$ dmesg

でログを確認してみると、wpa_supplicantがCTRL-EVENT-DISCONNECTEDというエラーで異常終了している様子。

$ cat /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf  

で設定を見てみると、先頭に下記の謎の設定が自動的に追加されていました。

ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1

この設定を削除して元のwpa_supplicant.confに戻すと、無線LANに接続できました。

固定IPでなくなる

dhcpcd.confを覗いてみると、設定が初期値に戻されていたので、以前と同様に設定を行うことで固定IPの設定も難なくできました。
dist-upgradeの途中で設定ファイル群を更新したことが原因のようです。

まとめ

dist-upgradeの途中で設定を更新するときは要注意。